しのに

しのに
I
しのに
(副)
(1)草木がしおれるさま。 心がしんみりするさま。

「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心も~古(イニシエ)思ほゆ/万葉266」

(2)しきりに。 しげく。

「逢ふことは交野(カタノ)の里の笹の庵~露散る夜はの床かな/新古今(恋二)」

II
しのに【四の二】
(1)双六(スゴロク)や丁半賭博などで, 賽の四と二の目が出ること。
(2)六を洒落ていう語。 六蔵・六左衛門というような名の人が遊郭で替え名として用いた。

「材木町の~と言はれし男なるが/浮世草子・好色盛衰記 1」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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